1. やる気が出ない時のための心理学的方法

やる気が出ない時のための心理学的方法

やる気が出ない!!!!!

という時のための、

心理学的方法お伝えします!

やる気が出ないメカニズム

やる気の出ないことでも、

一回やり始めてしまえば、
だんだん気分が乗ってきた

…なんて経験ないでしょうか。

 

この現象、

なぜ最初はやる気がなかったのに、
途中からやる気が出てきたのでしょう…?

 

それは、人間の心には

一度始めた行動を、
そのまま続けようとする

習性があるからです。

 

「さっきもそうしてたから、今もそうしている」
というパターンが一回出来上がってしまえば、

その流れを中断するまでは、
その行動は続けやすくなります。

 

例えば、

ネットをダラダラと続けている時は、
ネットをそのまま続けている方が楽です。

それを中断して、
別のことをやろうすると、
それに面倒くささを感じる、

…ということはごく自然なこと。

 

何でも無いことでさえそうなのですから、
本当はやりたく無いことであれば、
やる気が出にくくて当然ですよね。

 

身もふたもないことを言ってしまえば、

今やっていることはやる気が出やすいし
今やっていないことはやる気が出にくい

ということです。

 

ご自身の経験を振り返ってみても、
一番やる気が出ないのは、

  • 週のはじめの月曜日
  • 長期休暇の休み明け
  • 仕事や勉強に取り掛かる時

…など

それを「やり始める」時
では、ないでしょうか?

 

やれば、やれないことはないのに、
どんどん先延ばしにしてしまって、
さらにめんどくさい状況になる…………

…なんて、よくある話ですよね。
(私もよくやります)

 

逆に言うと、

やる気が出ないことでも、
「最初の一歩」さえ始められれば、
少しずつやる気が出てくる
(あるいは最初よりはマシになる)

…ということです。

 

やる気がでないことに取り組む
「最初の一歩」は、

もっとも大変な一歩であり
もっとも大切な一歩でもあります。

 

ここから先は、

「最初の一歩」がやりやすくなる

ための、3つの方法を紹介します。

 

スモールステップ法

スモールステップは、
良く言われていることなので、
ご存知かもしれませんね。

 

簡単に説明すると

何か目標をセッティングする時に
最初から大きな目標を立てるよりも、

その大きな目標を
小さな目標に分割した方が、
目標を達成しやすい

…という方法です。

 

目標セッティングのための方法ですが、

実はそれだけではなくて、
やる気の改善にも使える方法です。

 

例えば、
どうしても読まなければならない
とても分厚い本があるとします。

「この厚いページを全部読まなくちゃいけないのか…」
と思うと、一気にやる気が失せますが、

  • とりあえず本を出そう…
  • とりあえず本を開こう…
  • とりあえず最初の文書をよもう…

…とスモールステップにすると、
「そのくらいなら、いいか」
と、なりやすくなります。

取り掛かるまでの面倒さが
スモールステップで軽減されるのです。

Free-Photos / Pixabay

 

5秒ルール法

「5秒ルールの法則」とは

やる気が出ない行動でも、
それを「やろう」と思ってから
5秒以内に取りかかれる環境
を事前に作っておくと、
かなりやりやすくなる。

という法則です。

 

人間の脳は、

「やろう」としてから
5秒以上かかることは、
「めんどくさい」
と思う特性があります。

 

例えば、
先ほどの分厚い本を
「読むか」と思ってから、

  • 本棚まで行って
  • 本を探して
  • 部屋まで持ってきて
  • 本を開いて
  • 前まで読んでいたところを探して
  • ようやく読み始める

…などとしていると、
もうそれ自体がめんどくさくて
やる気が起きにくくなります。

 

…なんだか、わかる気がしますね。

 

これを5秒ルールで工夫すると

「読むか」と思ったら、

  • すでに目の前に開いてある本を読む

となります。

 

これならやる気を削がれる前に、
すぐやり始める事が出来ますよね。

 

5秒ルールで重要なことは、
5秒でやることではありません。

5秒でやれる環境を整えることです。

rawpixel / Pixabay

思い方工夫法

スモールステップにしても、
5秒ルールにしても、

やる気にならないことは、
やっぱりやる気になりません。

 

そもそも
なぜやる気にならないかというと、

やりたくないこと」だからです。

「やりたくない」ことは、
いくら「やりやすく」なったとしても、
「やりたくないこと」に違いありません。

 

そんな、
「なにをやっても、やる気にならない」
ことをやるためには、

逆説的ですが、

やる気になることを諦めてしまう

といいかもしれません。

 

「え?」
と思うかもしれませんが、

人間、やる気になれなくても、
やろうと思えばやれます。

ですので、
どうせやる気になれないのなら、

やる気がないのは仕方ない

だって、やる気がないんだから

ないものは、ない!

だからもう、

やる気がないなりに、
やってくしかない
よねえ…

…などと開き直った方が、

むしろ気が楽だったりします。

 

イヤイヤ
しぶしぶ
怠けながら
サボりながら

…でも、ぜんぜん良いのです。
(ていうか、そうするしかない)

 

やる気がないときにやるというのは、
「一生懸命がんばるぞ!」
なんて熱血な思い方では無理ですよね。

熱すぎて逆にしんどくなってしまいます。

 

やる気がない時は、
もっとこう、

やりたくないけどなぁ…
しょうがないからなぁ…
めっちゃ嫌だけどなぁ…
しょうがないよなぁ…
…やるかぁ………

みたいな、
憂鬱で、
いやいや、
しぶしぶ、
しょうがなく
といった「思い方」
でやったほうがまだ気が楽です。

 

イヤイヤしぶしぶの「思い方」でも、

とにかく始めの一歩やり始めてみることで、

「習慣」や「惰性」の心理が働いて、
だんだん楽になっていきます。

 

やり始めることに、意味があります。

「イヤイヤ、しぶしぶでは、ダメだ…」
などと思う必要は、全然ないのです。

まとめ

以上!

「やる気が出ない時のための心理学的方法」

についてお伝えしました!

 

私もこの方法を駆使して、

手をつけてないあの仕事や、
後回しにしている部屋の片付けなどを

なんとかしたい所存でございます!


執筆:臨床心理士 髙橋雄太
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