子どもが周りに合わせられない時に、見るべき3つのポイント

子どもが周りに合わせられない時に、見るべき3つのポイント

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こんにちは。臨床心理士の高橋です。

小学校でスクールカウンセラーとして働いていると、「周りに合わせられない子ども」について、相談を受けることが良くあります。

授業中にフラフラ歩いてしまったり、先生の指示どおりにできなかったり、怒られることばかりをしたり…。

今回は、そんな相談があった時に、私が気をつけて見ている3つのポイントについてお伝えしますね。

3つのポイント

  1. 集中力
  2. こだわり
  3. 人との関わり方

 

1.集中力

1つ目のポイントは集中力

集中がうまくできないと、指示通りにしたり、周りに合わせることが難しくなります。

 

例えば、教科書を机の中から出そうとしたら、ハサミが気になってハサミで遊び始める…など、注意がポンポン移ってしまうとか

勉強の途中で、ぼーっとして手が止まってしまうとか

あるいは、遊びに夢中になると集中しすぎて周りが見えなくなってしまうとか

 

そういう様子が見られると「集中力に原因があって、うまくいかないのかな」と考えることができます。これはADHD(注意欠陥多動性障害)を持つ子どもによく見られるパターンです。

先生の指示や周りの子の様子など「今、必要なこと」に気持ちが向けられなくて、合わせることが出来なくなってしまうのです。

 

集中力に原因がある場合は、「今、必要なこと」に集中を向かせてあげれば、うまくできる可能性があります。

具体的には、声をかけて「今、必要なこと」を教えてあげたり、指示をする前に話を聞くように促してあげたり、などです。

いろいろなものが気になって、集中がしにくいのであれば、気になるものを近くに置かないようにするのもいいでしょう。

 

2.こだわり

2つ目のポイントは、「こだわり」です。

周りに合わせられない理由に、その子なりの「こだわり」が影響している場合があります。

例えば、筆箱のしまい方や服の着替え方など、自分のルールや順番に当てはまらないと、嫌がってやりたがらない、とか

紙やプラスチック製品など特定の素材を嫌がるとか、特定の状況を嫌がるとか

鉛筆を回すなど、同じ行動を何度か繰り返さないと気が済まないとか

 

そういった「こだわり」が見つけられたら、それが理由で周りに合わせられないのかもしれません。

これは自閉症スペクトラムを持つ子どもによく見られるパターンです。

 

この場合は、基本的には子どもの「こだわり」をまずは尊重して、その「こだわり」がありながらも出来るような工夫をしてあげるといいでしょう。

あるいは、こだわりを持ちやすいことを上手に利用して、マニュアルのように順番や手順として教えると、新しい自分のルールとして受け入れやすくなります。

そうやって可能な範囲で「人に合わせる体験」をすることで、少しずつ人に合わせることを覚えていきます

また、長い目で見ると、「こだわり」や決まったルールから外れる体験をして、柔軟性を少しず身に付けていくということもいいでしょう。

 

3.人との関わり方

3つ目のポイントは、人との関わり方です。

周りと合わせられない時、子どもは他の人とどのような関わり方をしているでしょうか。

もし、あえて人の嫌がるようなことをしていたり、あえて怒られるようなことをしているとしたら、人との関わり方が理由で、周りと合わせられないのかもしれません。

自分自身を「悪い人間」だと思い込んでいたり、「悪いことをして注目を集めるよう」としていると、周りに合わせることが難しくなります。これは愛着障害を持つ子どもによく見られるパターンです。

自分を見てもらいたい、かまってもらいたい気持ちがあるのだけれども、その方法を間違った形で覚えていて、あえて人の嫌がることをしたり、怒られることをしてしまうのです。

 

この場合は、「良いことをして愛情をもらう」ことを覚え直すことで、周りに合わせることができるようになります。

具体的には、少しでも出来ていることをたっぷりと認めてあげたり、「あなたは良いことができる人間だし、愛される価値がある人間だよ」ということを繰り返し言葉でも態度でも教える、などです。

また、いろいろな事情で家庭で困っている時は、児童相談所に相談すると良いでしょう。無料で相談することができます。

 

困った時には、相談を

以上、子どもが周りに合わせられない時に見るべきポイントを、簡単にお伝えしましたが、もちろんこれ以外にもいろいろな可能性があります

困った時には、学校のスクールカウンセラーや、児童相談所など、専門家に相談できると良いでしょう。もちろん当サイトのメールカウンセリングでもご相談をお受けしています。

困った時には、抱え込まずに、専門家に相談してみてくださいね。


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