子どものコロナウイルスの不安やストレスへ対応

(この記事は2020年3月20日時点の情報に基づいて書かれています)

公認心理師の髙橋雄太です。

コロナウイルスの影響で
多くの学校も休校となりましたね。

このコラムでは、
子どものストレス反応と
その対応について

お伝えします。

子どものストレス反応

このような
いつもと違う状況になると、
大人だけでなく
子どもにもいろいろな反応が
起こることがあります

  • ハイテンションで落ち着きがない
  • やる気がなくなる
  • イライラしている
  • わがままになる
  • 身体の調子が悪くなる
  • 不安がる
  • いつも以上にがんばる

人によって反応はさまざまですが、
これらの反応はどれも
「ストレス反応」
と呼ばれるものです。

ストレス反応は
ストレスに出会うと起こる
ごく自然で健康な反応です

人はストレスに出会うと
その人なりのやり方
そのストレスを処理しようとします。

多くのストレス反応は
時間の経過とともに
少しずつ収まっていきます

子どものストレス反応への対応

子どもが
いつもと違う反応をした時は、
まずは優しく受け止めてあげましょう

子どもなりに
いろいろと考えていることも
あると思いますので、
子どもの考えを聞いてあげる
ことも大切なことです。

子どもに聞いても
子ども自身もよくわからず
そうなってしまっている

こともあるでしょう。

その時は
それは自分なりのがんばり
だということと、
自然と落ち着いてくるから大丈夫
ということ教えてあげてください。

ストレスへの反応だと
自分自身がわかること自体が
安心材料
になります。

子ども自身ができることを教える

大人だけではなく、
子どももいつもと違う状況に置かれると、
不安を感じやすくなります。

不安と上手につきあうためには、
「自分自身にできること」
知っていることが大切です。

・手洗い
・咳エチケット
など、
子ども自身ができること
を教えてあげましょう。

また出来たことを少しでも認めて
肯定的に声をかけてあげましょう。

そうすることで
子どもの自己効力感が高まり
不安に負けにくくなります。

専門家に相談した方が良い場合

ストレス反応は、
自然とおさまる反応ですから
大きく心配をする必要はありません

けれどももし
以下のようなことがあれば
精神科医や公認心理師など
心の専門家に相談すると
よいでしょう。

  • 日常生活がままならなくなる
  • 強い苦痛をうったえる
  • 人や自分を傷つける可能性がある
  • どう対応したらよいか分からない

今回、学校は休校となっていますが
私の把握している範囲では
スクールカウンセラーは
今まで通り勤務しています。

ご家庭だけで対応が難しい時には
学校やその他専門機関に
まずは相談をしてみると良いでしょう。

カウンセリングはこちら

参考資料

  • 子どものこころのサポート①
    「子どもの一般的な反応・行動」
    youtu.be/3F2sr_wx0qg
    ・いつもと違う状況で、いつもと違う行動をすることは、自然なこと
    ・出来るだけいつもの日課を保つ ・手洗い
    ・咳エチケットなど「自分の力で自分を守れる方法」を教え、小さいことでも出来たことを認める
  • 子どものこころのサポート②
    「見るポイント、聴くポイント」
    youtu.be/JjHKthKkJ8o
    <大人が出来ること>
    ・子どもの様子にいつも以上に注意を向ける
    ・落ち着いて話せる環境を作り、子どもの声に耳を傾ける
    <良い状態を保つための工夫>
    ・好みやペースを自分で選ぶ
    ・行動を自分で決める
  • 子どものこころのサポート③
    「周りの大人へもサポートを」
    youtu.be/odnHUnJ1BAI
    ・周りの大人が一杯いっぱいの状態になると、子どもに注意が向きにくくなる
    ・子どもの安心・安全のためにも、周りの大人が安全・安心であることが必要
    ・子どもだけでなく、周りの大人のサポートも重要
  • 感染症対策下における子どもの安心・安全を高めるために
    http://www.jsccp.jp/userfiles/news/general/file/20200302174321_1583138601335720.pdf
  • 【臨床心理学科】新型コロナウイルスの感染拡大にともなう子どもたちのストレスと対応について
    https://www.sgu.ac.jp/faculty/f-psy/dep-cli_psy/topics/20200302shinri.html