1. パーソナリティ障害(人格障害)の彼女との付き合い方

パーソナリティ障害(人格障害)の彼女との付き合い方

こんにちは。

臨床心理士&公認心理師の高橋です。

 

今回は、
こころの質問箱に届いたご質問に
お答えいたします。

 

パーソナリティ障害の彼女との付き合い方

についてのご質問です。

ご質問

彼女がパーソナリティ障害です。

パーソナリティ障害の人にやってはいけないことは

「大丈夫?」

「私に相談して」

など、甘い言葉をかけることと聞きました。

そうすることで、
彼女の依存度が増していき、
裏切られたときに、
人間不振に陥ってしまうそうです。

私は、何も知らずそのような言葉をかけてしまい

時間がたつにつれて、
私自身も憂鬱な気持ちになり、

結果的に裏切る形になってしまいました。

 

今、彼女は

「信じるのが怖い」

「手のひらを返されるのが怖い」

と言います。

 

医者にかかることが先決なのは
よく存じていますが、

彼女は私以外の人間に

「過去のこと」

「つらかったこと」

を打ち明けることができないでいます。

 

そんな状況なので、
少しでも力になって
見捨てずに寄り添ってあげたいと思っています。

そこで、
彼女のパーソナリティ障害と向き合ってくために必要なことと、パーソナリティ障害が原因で信じれなくなってしまったことへの打開策を知りたいです。

臨床心理士・公認心理師の回答

ご質問ありがとうございます。

彼女さんのことをとても大切に思っていて、
なんとか力になってあげたいと思っていらっしゃるのですね。

もうご存知かもしれませんが、

まずは
「パーソナリティ障害とは何か」
というところからお話をして

その上で、
どのように考えていけるとよいか
ということについて書いていきたいと思います。

パーソナリティ障害とは何か

パーソナリティ障害で言われている
「パーソナリティ」とは
「性格」という意味でです。

パーソナリティ障害とは
簡単に言うと

自分自身の性格のために
苦しくなってしまう状態のことを

と言えます。

 

彼女さんの場合は、
ご相談の内容から推測すると

・見捨てられる不安があること
・人を信じられないこと

などの性格の特徴があるために、
苦しくなっているのかもしれません。


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間違った対応は「ない」

まず最初にお伝えしたいことは

あなたご自身が、
彼女さんのことを思ってとった行動に

間違った対応などは「ない」と言うことです。

 

確かに、
ある種の人を慰めるような言葉や態度は
相手の依存したい気持ちを高めるということはあり得ます。

けれども、
その言葉や態度が
その時の彼女さんにとって大切だと
あなたが思ってそうしたのであれば、

それに間違いということはありません。

 

相手のことを思ってする行動というのは、

それだけで尊いもので

そうしてくれる人がいるという事実が
とても大切なことです。

ですので、繰り返しになりますが、

相手のことを思ってする行動に
間違いなどということはありません。

ただし、

それが彼女さんにとって
「良い方向に進むかどうか」
ということは、
また別の問題です。

向き合うのは「誰?」

「彼女のパーソナリティ障害と向き合ってくために必要なこと」

「パーソナリティ障害が原因で信じれなくなってしまったことへの打開策」

を知りたい

ということでしたね。

 

ここで、少し考えていただきたいのは、

パーソナリティ障害と向き合ったり、
人を信じられないことを打開するのは

「誰が」することなのか

ということです。

 

ご質問者さんが、
彼女さんの力になりたい気持ちがあることは
よく伝わってきますし、
それはとても大切な思いです。

 

ですが、残念ながら、

パーソナリティ障害に対処できるのは
そのパーソナリティ(性格)を持っている
「彼女さんご自身」だけです。

どんなに親しい間柄でも

自分以外の人の性格を変えることはできません。

 

つまり、結局のところ

彼女自身が乗り越えていくしかない

ことなのです。

 

その道のりに、
付き合っていくことはできるけれども

あなたが代わりに
乗り越えさせてあげることはできません。

自分自身がどう関わるか

一方で、
そういった性格を持っている彼女さんと

「自分自身がどう関わっていくのか」

ということは、

「自分自身の問題」

です。

 

自分の意思で工夫することができます。

 

彼女さんと接する上で、

「自分自身が何に悩んでいるのか?」

自分の問題として、
考えてみてるというのは、
ご自身にできることかもしれません。

 

彼女さん自身が乗り越えられるかどうかは別問題としても、

あなた自身が付き合い続けていけるか

については、
工夫できるところがあるように思います。

困った時には相談を

どんな時に困るのか

くわしく教えていただければ

一緒によい方法を考えることができます。

もしよろしければ
個別のメールカウンセリング
もご利用くださいね。

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執筆:公認心理師(臨床心理士) 髙橋雄太

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