【アドラー心理学】目的論は解決を導く

【アドラー心理学】目的論は解決を導く

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アドラー心理学の目的論とは『行動や感情は、目的のために創りだされる』という理論です。

目的論と反対の理論に原因論というものもあります。

原因論は『行動や感情は、過去の体験から生み出される』という理論です。

具体例で考えてみる

わかりやすくするために、具体例で考えてみましょう。

 

車に乗れなくなったAさんがいます。

Aさんは、交通事故にあってしまい、それから車に乗るのが怖くなって、乗れなくなっていしまいました。

 

Aさんの車に乗れない理由を原因論と目的論で考えてみましょう。

原因論:「交通事故にあったから、車に乗れなくなった」

目的論:「恐怖を避けるために、車に乗れなくなった」

目的論の方は、補足が必要かもしれませんね。

「車に乗るのが怖くなって、乗れない」
ということは
「怖いという原因があるから乗れない」
ということではありません

Aさんは車に乗ろうとすると、その事故のことを思い出して怖くなってしまいます。

だから、
その怖い感情を感じないようにするために、
「車に乗らない」選択をしているのです。

 

このように「原因論」と「目的論」には
その理由が「過去の原因」「今の目的か」という違いがあります。

 

どっちが正しい?

原因論と目的論、どっちが正しいの?と思われるかもしれません。

 

結論からいうと、

どっちも正しいです。

 

どういうことかというと、心の世界は「その人」が「何に注目するか」によってものの見え方が決定します。

つまり原因論で世界を見ている人にとっては原因論が真実であり、目的論で世界を見ている人にとっては目的論が真実です。

 

そもそも、Aさんが車に乗れなくなった理由は、
「交通事故にあって、怖くて車に乗りたくない」からでしたよね。

交通事故にあったことも真実ですし、怖くて車に乗りたくないのも真実なのです。

問題は「どこに注目するか」、アドラー的に言うと「どう意味づけるか」ということです。

目的論の何が良いのか?

では、なぜアドラーさんは目的論をゴリ押ししているのでしょうか。

それは、目的論は解決につながりやすいからです。

 

車に乗れない理由が「過去の交通事故」だとすると、どうやって解決したら良いでしょうか?

過去の出来事は変えられません。どうしようもありません。原因論で考えると、その理由がどうしようもないことだった場合、解決できなくなってしまうのです。

 

目的論の場合どうでしょうか。

車に乗らない理由が「恐怖を避けるため」ならば、

その怖さを克服するためにどうすればよいか考えることは出来ますし、「怖いけれども、別の目的のために、思い切って乗ってみるか」という選択をしてみることも出来ます。

このように目的論は解決策を導きやすい考え方なのです。
 

*アドラー心理学の記事まとめ


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