1. ロリコンカウンセリングとは?

ロリコンカウンセリングとは?

Free-Photos / Pixabay

世の中には、
許されない欲望というものがあります。

 

その中の一つとして

一部の方にあるものが、

子どもへの性的欲求

いわゆる「ロリコン」です。

 

精神医学的には、

子どもへ性的欲求を持つことを

「幼児性愛」(ペドフェリア)

と呼ぶのですが、

私は心理士ですので、

より一般的な

「ロリコン」

というワードを使って

話を進めてきたいと思います。

 

 

ちなみに医学的な幼児性愛について知りたい方は、こちらのリンク先が分かりやすくて良いかもしれません。

マンガで分かる心療内科・精神科・カウンセリング「ロリコンはどこから病気なの?」

 

 

さて、

今回のコラムでは、

ロリコンにまつわるカウンセリングに

どのようなものがあるのか、

お伝えしていきたいと思います。

 

ロリコンカウンセリングの目的

ロリコンに限らずですが、

相談をする本人が、
どんな目的をもっているかということは、

とても重要なことです。

 

ロリコンについてカウンセリングを受ける人の

その目的を大きく分けると

次の3パターンに分けられます。

  1. 本人は、ロリコンをやめる気はなく、実際に子どもに手を出したいと思っている(出してしまった)。変わる気はないが無理に連れてこられた。
  2. 本人は、ロリコンをやめる気はないが、実際に子どもに手を出してはいけないと思っている。(出してしまったが、もうやってはダメだと思っている)しかし、手を出してしまいそうで心配。
  3. 本人は、ロリコンをやめたいと思っている。

 

 

ロリコンをやめる気はなく、手も出したい

このパターンの方は、

基本的に
自分が悪いことをしているとは思っていない

あるいは悪いと思っていても、
一方では「別にいいじゃん」と思っている

…という状態です。

 

本人は、変わる気がなく、

周りの人が困っています。

 

こういう場合にまず行う必要があるのは、

本人との

取っ掛かり

を作るということです。

 

「変わる気がない」というところは、
とりあえず置いておいて

何かこのことに関して困っていることはないか、

そういうポイントについて探っていきます。

 

そうすると

「周囲がうるさい」とか

「警察に捕まるのは嫌だ」とか

「職場にバレたら困る」とか

本人なりの困るポイントが出てきます。

 

そういった

本人なりの困り感

をフックにして、

パターン2の
「ロリコンはやめないけれども、
実際には手を出すとまずい」

という気持ちを膨らませていく…

という関わりをします。

 

このパターンの場合は、

実際に犯罪行為に至ってしまう
危険性があるので、

場合によっては、
「行動を制限する」
「警察などに協力してもらう」
など

犯罪を予防する安全策

を立てる必要もあります。

 

ロリコンをやめる気はないが、手は出したくない

『YESロリコン・NOタッチ』

という言葉が、

ロリコン界隈(?)ではあるらしいのですが、

まさにこの言葉が表す通り

『ロリコンであること自体は変える気はない
けれども、
子どもに手を出すことはダメとわかっている』

という状態があります。

 

個人的な考えの範囲で留めておいて、

それを行動としては出さない

ということですので、

それが出来れば、

犯罪などの問題になることはありません。

 

けれども、

『YESロリコン・NOタッチ』

でいたいけれども、

それが自分には難しいのではないか

コントロールが効かなくなるのではないか

というところを心配して、

困る場合もあります。

 

この場合は、

本人になんとかしたいという意思がありますから

その思いを尊重しながら

どんなところが心配なのか、

具体的なシチュエーションを細かくお聞きして

対策や対処の仕方を一緒に考えていきます。

 

本人が自分の意思で

欲求をコントロールし続けられるように

心理学的なサポートをしていきます。

 

ロリコンをやめたい

「子どもに性的関心をもっている自分が嫌」

「そんな自分が気持ち悪い」

「けれども性的に興奮してしまう」

 

そのような思いを持つ方も、

実は少なくありません。

 

ロリコンに限りませんが、

自分の意思とは無関係に
勝手に浮かんできてしまう欲求を「消し去る」

ということは、

実は心理学的には

かなり難しい問題になっていきます。

 

少し想像していただけると
分かるかと思いますが、

例えば、

非常にお腹が空いているとき

「食べる」以外の方法で、

その空腹感を消し去ることは、

ほとんど難しいことでしょう。

 

けれども、一方で

空腹感を感じながらも、

自分自身を律して行動することは、

出来ます。

 

ロリコンに注目する代わりに、

「ロリコンをやめる」ということは、
自分にとってどういうことなのか

ロリコンがやめれたら、
どんな生活をしたいか。

これから、
どんな人間になっていきたいか。

 

そういった、

未来志向の考えを膨らませて、

まずはそこを実現させていく。

 

そうしていくことで、

結果的に
子どもに対して
性的な欲求が浮かばなくなるかもしれないし

そうではなくても、
あまり気にならなくなるかもしれません。

 

まずは相談を

以上、ロリコンに関するカウンセリングを

カウンセリングの目的別に、

3つに分けて紹介しました。

 

心のあり方は人それぞれですから、

ここに上げた以外の目的で、
困る場合もあって当然ですし、

そうであっても
何もおかしいことはありません。

 

どんな悩みでも大丈夫ですので、

お困りのことがあれば、

ご遠慮無くご相談くださいね。


執筆:臨床心理士 髙橋雄太
この臨床心理士に相談する