医学的に異常がないのに体調が悪くなる理由と対処法

医学的に異常がないのに体調が悪くなる理由と対処法

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こんにちは。臨床心理士の高橋です。

頭痛や腹痛、吐き気、めまい、などの身体の不調があるのに、病院では「異常なし」と言われる…。

それは、心のメカニズムが関係しているかもしれません。

本題に入る前に

今からお伝えする内容は「医学的には異常がない」ということが前提になります

もし、体調不良があり、まだ病院で「異常がない」という診断を受けていないのであれば、まずは、病院を受診するようにしてください。

心理的な要因だと思っていても、病気が隠れている場合もあります。

また、心理的な要因で起きた病気(例えばストレス性の胃潰瘍など)である場合も、心理的なケアと同時に、身体的なケア(胃潰瘍の治療)が必要になる場合もあります。

必ず病院に受診して、医師の診断を受けるようにしましょう。

 

なぜ異常がないのに体調が悪くなるのか?

では本題に入ると、なぜ体に異常がないのにも関わらず、体調が悪くなってしまうのでしょうか?

それは以下の二つの心のメカニズムによって起きていきます。

①ストレスによる、交感神経の活性化

②体調への注意集中による、悪循環

①ストレスによる、交感神経の活性化

人間には「交感神経」と「副交感神経」という、二つの神経系があります。

簡単に説明すると、

「交感神経」とは、一生懸命に何かを頑張ったりする時に、優位に働く神経

「副交感神経」とは、体をリラックスさせて休める時に、優位に働く神経

これらの神経は、心臓や血流、呼吸、筋肉など、わたしたちが無意識に動かしている部分を、調整するために存在しています。

 

例えば、危険な状況に置かれると、心臓がドキドキして、体がぐっと強ばりますよね。

これは、危険な状況に対して体がとっさに動けるように、自分の意思とは無関係に自動的に体がそうなります。

これを、コントロールしているのが「交感神経」なのです。

 

ストレス→交感神経→体調不良

この交感神経は、何かを一生懸命にしようとしたり、ストレスがかかると、活発に働くようになります。

そして、交感神経が活発になると、体調不良が起きやすくなります。

ストレスに対応しようと、体がぐっと緊張することで、頭痛や腹痛、めまい、吐き気などが起きやすくなるのです。

けれども、交感神経は健康な身体の機能なので、病気ではありません。

こうやって、医学的には異常ではない体調不良が起きるのです

 

そういう私も、一生懸命に仕事をしすぎると、お腹が痛くなることがあります。

人間は機械ではないので、一生懸命に頑張る時と、ゆっくり休む時のバランスが大切なんですね。

 

②体調への注意集中による、悪循環

さて、それとは全く別の理由から、体調不良が起こることもあります。

それは
「体調不良が気になることで、さらに体調不良になる」
という悪循環から起きる体調不良です。

これは、図を見ていただくと、わかりやすいでしょう。
スクリーンショット 2016 08 05 14 57 32

これは、初めの体調不良(緑色)は問題ではありません。

その時は、本当に身体に異常があったのかもしれませんし、あるいは、上記のストレスによるものかもしれません。

問題は、その次から起きてくる青色の悪循環です。

 

体調不良が気になることで、私たちの体は敏感になります、そうすると敏感になることで、さらに体調不良を強く感じやすくなります。

そして体調不良を強く感じることで、さらに私たちの体は敏感になり、敏感になることで、さらにさらに体調不良を強く感じるようになる…

 

というように、体調不良が気になることで、どんどん体調不良が強まってしまいます。

 

けれどもこれは、体が敏感になることで体調不良を感じているだけなので、身体は異常ではないのです。

こうやって、医学的には異常ではない体調不良が起きていきます

 

異常ではない体調不良への対処法

さて、医学的には異常ではない体調不良の原因は、

①ストレスによる、交感神経の活発化
②体調への注意集中による、悪循環

とお伝えしました。

それでは、この体調不良は、どうすれば良くなることができるのでしょうか?

結論からお伝えすると、

①は、ストレスと上手に付き合えるようになれば良くなりますし

②は、体調のことを気にしなくなれば良くなります。

 

けれども、これは言葉で言うのは簡単なことですが、
実際にやろうとすると少し難しいことかもしれません。

ですので、「そうしようとしているけれども、なかなか上手くできない」ということがあれば、臨床心理士に相談してみてくださいね。

ご自身の状況に合わせて、より良い方法を一緒に考えることができますよ。

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