心の問題の難しさとカウンセリングの効果

心の問題の難しさとカウンセリングの効果

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前回、前々回とカウンセリングについてお話をしました。

<カウンセリングとは?>

<カウンセリングは何をするのか>

今回は、ちょっと視点を変えて「心の問題・悩み」の難しさからのお話をします。

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突然ですが、NHKの朝の連続ドラマの『あまちゃん』をご存知でしょうか?私は毎日欠かさず録画して見ていました。『あまちゃん』を見るのが日課で、毎日『あまちゃん』に癒されていました。いつしか『あまちゃん』が心の支えになっていました。しかし、ドラマは時が来れば終わってしまいます。『あまちゃん』が終わってからは、何か大切なものを失ったような、ぽっかりと心に穴が開いたような感じになりました。他のドラマを見てもいまいち盛り上がらずに「やっぱりあまちゃんが良いよなぁ」と思ったり。ネットで続編の噂を何度も調べてみたり。そのたびに「ああ、もう終わってしまったんだよなぁ」と残念に思うのです。…いわゆる『あまロス症候群』です。

・・・

なぜ急にこんな話をしているのかというと『あまロス症候群』も立派な心の問題だからです。心理学的には「喪失体験」と呼ばれます。心の問題や悩みはなかなか簡単に解決出来るものではありませんが、『あまロス症候群』も例に漏れず解決が難しい問題です。

 

心の問題・悩みが簡単に解決出来ない大きな理由は「こうすれば解決できる」という決まった答えがないというところにあります。

 

『あまロス症候群』を例に見てみましょう。

Aさんは次に夢中になれるドラマを探して『あまロス症候群』を乗り越えましたが、それが全ての人に良い方法ではありません。私も他のドラマを見ても全然夢中になれませんでした。

Bさんはドラマ終了後も次々と発売されるあまちゃんのCDやグッズを買って思い出に浸り、少しづつ『あまロス症候群』を乗り越えていきましたが、それも全ての人に良い方法とは言えません。逆にいつまでも思い出してしまって立ち直れないかもしれません。

このように心の問題や悩みの解決方法は本当に人それぞれで、人からアドバイスをもらったり、インターネットで検索をして調べたりしても、いまいちピンと来なかったり、むしろ逆効果だったりすることも多々あります。

 

結局のところ、心の問題や悩みを解決するためには、自分だけの答えを自分で創り出さなければならないのです。

カウンセリングとは、自分だけの答えを自分で創り出すためのお手伝いをする場です。そのためカウンセラーが何か偉そうなことを言って「お悩み一発解決」ということはまずありません。AさんBさんと同じようにカウンセラーが良いと思う解決方法が、相談者さんに合うとは限らないからです。

それを踏まえて、カウンセリングでは次のようなやり取りをします。

  1. 相談者さんが悩んでいることを話す。
  2. カウンセラーがそれについてコメントしたり質問したりしする。
  3. それを聞いた相談者さんが自分の気持ちを振り返ったり考えたりして思いを巡らせる。そこから感じたことをまたカウンセラーに伝える。
  4. それを聞いたカウンセラーは、またそれに答える。
  5. それを聞いて相談者さんがまた思いを巡らせて…

このように話をしていく中で、相談者さん自身が自分の悩みに思いを巡らせて、自分だけの答えを自分で創り出していくのです。

 

「対話」による「体験」で悩みを解決していく過程が、少し実感していただけたでしょうか。

次回は今までの話を踏まえた上で、メールカウンセリングのメリットとデメリットについてお話します。

次回>メールカウンセリングのメリットとデメリット


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