怒りの対処法①「あなたは怒っても良い」臨床心理学

怒りの対処法①「あなたは怒っても良い」臨床心理学

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親しい人に、
子どもに、
部下に、
つい怒りを爆発させてしまう。

けれども、
自分ではどうしたらいいか分からない…。

そのような
「怒り」の感情に対処する方法について
カウンセリングでお伝えしている内容を
数回に分けてお伝えします。

 

 

あなたは怒っても良い

まず始めに話しておきたいことは
「あなたは怒っても良い」ということ。

怒りは、不快で、対人関係を悪化させるきっかけとなる感情ですが、怒り自体は人として自然な感情です。

怒りを感じない人はいませんし、
感じなくすることもできません。

怒りは、怒りのままで感じて良いし、
感じたくなくても感じてしまうものです。

 

怒りの感情に困っている方々のカウンセリングをしていてよく出会う誤解は
「怒りの感情をなんとかしなければならない」
という誤解です。

怒りに振り回されて悩んでいれば
「イライラさえなければいいのに」
と思うことはごく自然なことです。

そう思うことは悪いことではありません。

けれども
そう思ったからといって
怒りが消えることはありません。

 

例えるならば、怒りとは雨のようなものです。

「雨なんて降らなければ良いのに」
と思うことは自然なことですが
「雨を止めなければならない」
と思っても、それは無理ですよね。

 

この世界には、
どうしようもないことがありますが
残念ながら「怒り」も、その1つです。

どうしようもないことなのですから
怒りを感じているあなたは、
何一つ悪くありません。

 

 

行動は変えることができる

怒りの感情は、避けたり消したりすることはできません。

けれども一方で、
怒りを感じた時にどう行動するかは、
自分で選択することが出来ます。

 

心理学では
「感情」と「行動」を分けて考えます。

怒りの「感情」そのものは変えることは出来ませんが、怒りを感じた時にとる「行動」は変えることが出来ます。

雨が降って困っている時、
雨自体を止めることは出来ませんが、
傘をさすことはできますよね。

 

それと同じ様に、

怒りを感じた時に、どのような行動をとるか。

怒鳴りつけるか、
静かに主張をするか、
あるいは別の行動をとるか…

その行動は、
自分の好きなように選ぶことができるのです。

 

怒ることが問題なのではなくて、
怒った末にとる「行動」が問題です。

そして「行動」なら工夫次第で、
十分にコントロール出来るようになります。

だから、あなたは「怒っても良い」のです。

 

行動は自由に選択できる

心理学は宗教ではありません。

ですからイライラした時に
「こうすることが望ましい」
「こうするべき」
というような”教え”はありません。

 

あなたが現状に満足しているのであれば、その行動を変えなさいというのは余計なお世話というものでしょう。

けれどももし、あなたが怒った時の行動を変えたいと思うのであれば、その行動はあなたの意思で、あなたの変えたいように、自由に変えることができます

そこに決まりきった正解はありません。

あるのは「自分はどうしたいか?」ということだけです。

 

自分がとりたい行動を確認するワーク

怒った時の行動を変えたいのなら、具体的にどのような行動に変えたいのか、書き出してみると良いでしょう。

書き出すことで、自分がなにを目指しているのかはっきりして、その方向に進みやすくなりますよ。

次回:怒りの対処法②
(2017年10月下旬 更新予定)

筆者:臨床心理士 高橋雄太

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